松原農園の日記
松原農園の日記
2月のBlog にも書いたのですが、高名なワイン愛好家の山本博さんが新たに書き下ろした新刊「北海道のワイン」がこのたび発刊されました(正確には発行は9月20日。amazonにも まだありません 登場しました!こちらから!)。当然北海道のワイナリーは網羅されているのですが、わが「松原農園」が、ワイナリーではない(まだ工場を持ってない)にもかかわらず、大きく1章をとって取り上げられました。
これって、とんでもなくすごい事なのです!
表紙のワインラベルに、松原農園が見えるのがわかりますか?最初の取材を受けた時には、きっと北海道ワインの絡みで載るのかな…とぐらいに思っていました。だって、私の園は工場も無く、小さいですからねぇ…。ワインの生産数も少しだし…。以前山本博氏の本(「日本のワイン」だったかな?)に数行だけ取り上げられた時でさえ「山本先生に取り上げてもらえるなんて、松原さんすごいねぇ…」と言ってくれた人がいたぐらいです(私はその時はその大変さが全くわからず、「そうかなぁ…」と思っていましたが)。
読んでみて、その理由がわかりました。私のワインを、その質も含めてまるごと評価したというよりは、その「立ち位置がいい」と買ってくれたのです。札幌で行われた発刊記念パーティーで本の扉に書いて頂いた言葉、「まだまだこれから!」がそれを物語っています。
この本はかなり変わった本です。帯に書かれている通り、多くのスペースを「ワインを造る人」にさいています。ここまで徹底してその面から取材した本はおそらく日本を舞台にしたものでは初めてだと思います。ワイン愛好家の方々にとってどこまで面白いかわかりませんが、「ワインを造っている・造りたい人々」にはとても魅力的な本です。一読に値しますよ。(実は松原農園の章がけっこう面白いのです!へへっ!)
(けっこういい書評をブログに書かれた人がいました。こちら。)
パーティーには、長年世話になった北海道ワインの嶌村社長を始め多くのスタッフ、農家としてやっていく自信を私に与えてくれた鶴沼ワイナリーの今村さん、そして私が昔から畑に入り浸って隅々まで見させてもらっていた余市の藤本さんも来られていました。あたらめて、自分は数々の人のおかげでここまで来られたと考えさせてもらいました。とてもうれしい夜になりました。
9月20日発行の「北海道のワイン」(1,800円:ワイン王国社)。ボルドーワインを初めとする数々の著作のある山本博氏がまとめられました。
なんと、この本での松原農園の扱いがびっくりするほど大きい!…
2006年9月1日金曜日
「北海道のワイン」発刊!